突然ですが、飛行機に乗っているときに「目の奥や眉毛が激しく痛む」経験をしたことありませんか?
実はつい最近なりまして…病院に行ってきました。
つい先週、年末の旅行中にその現象に初めて遭遇したんです。
もう…とにかく痛い!信じられない。怖すぎる!何が起きているのかわからなくてパニックになるレベルでした…。
実はこれ、「航空性中耳炎」や「航空性副鼻腔炎」と呼ばれる症状の可能性が高いです。
先日、武井壮さんがこんなツイートをしていたのですが…
耳が痛いという症状なので、おそらく「航空性中耳炎」です…。「えっ、これ私もなったことある!」と思った方、意外と多いんじゃないでしょうか?
今回は、この謎の現象「航空性中耳炎」や「航空性副鼻腔炎」について、私の体験談・診察結果から原因と対策をたっぷりお伝えします!
航空性中耳炎・航空性副鼻腔炎とは?
飛行機に乗ると気圧が急激に変化しますよね。
この気圧変化が体に影響を与えることで起こってしまうのが「航空性中耳炎」や「航空性副鼻腔炎」なんです。
- 航空性中耳炎
耳の中にある「中耳」という部分と外部の気圧がうまく調整できず、鼓膜が引っ張られることで痛みや違和感が生じる状態。耳が詰まったような感じ、キーンと響くような痛み、聴力低下などが起こることがあります。 - 航空性副鼻腔炎
鼻の奥にある空洞「副鼻腔」の気圧調整がうまくいかず、炎症や痛みを引き起こす状態。目の奥や眉毛のあたりが刺されるように痛んだり、額が重く感じたりします。
私の場合は目の奥や眉毛のあたりが痛くなったので、完全に「航空性副鼻腔炎」だったと思います…。
こちらの病院のページにもっとわかりやすい説明がありましたので、ぜひ参考にしてみてください。
私の体験談:降下中に突如訪れた、ありえない激痛!!!
機内で目の奥に激痛が発生
年末、飛行機で旅行に行ったときのことです。離陸からしばらくは快適で、「今年も終わるな~」なんてのんきに窓から景色を眺めていました。ところが、「この飛行機はまもなく降下を開始いたします」とアナウンスが入り、降下が始まった本当にその瞬間…!
いきなり、右の目の奥・眉毛にこれまで経験したことのないような激痛が走りました。
「え、なにこれ?やばい、神経が切れるかも」と、あまりの痛みに顔を両手で押さえて耐えるしかありませんでした。
眉毛のあたりがズキズキと痛んで、声を出す余裕もないほど。とにかく何が起きているのかわからず、恐怖と痛みで頭が真っ白になりました。
まず最初に「脳の病気かも」って思いました。本当に血管が切れそうなくらい、破裂しそうなくらいドクンドクンいっている感じの痛みなんです。これまで経験したことのない種類の痛みでした…。
さらに怖かったのが、この症状がWi-Fiのない機内で起きたことです。スマホで原因を調べることもできず、「このまま目の神経が切れて失明するんじゃ…」なんて不安ばかりが頭をよぎりました。
着陸後に調べてわかったこと
飛行機が無事に着陸してから、慌ててスマホで原因を検索。
「目の奥の痛み 飛行機」と調べると、同じ症状を経験した人がほんっと〜にたくさんいることがわかりました。私と同じように「神経が切れると思った」と言っている方も多数。。。
しかも、その原因が「気圧の変化」であることも発覚。「これが航空性中耳炎とか副鼻腔炎ってやつか!」と、ようやく腑に落ちました。
また「耳栓をすると効果的」という情報を見つけたので、すぐにドンキホーテに寄って飛行機用の耳栓を購入。帰りのフライトに備えました。
私が買ったのはこれです!女性はこのSサイズがおすすめ。
帰りのフライトはどうだったか
とりあえず帰りの飛行機までに準備できたことが…
- 飛行機用耳栓を使用。
- ヘッドフォンも持参して二重対策。
- ガムや飴を用意して、咀嚼で耳抜きを助ける。
- お茶を飲むことで喉を潤し、耳抜きがスムーズになるようにする。
一度しか経験していないので、この症状が本当に「航空性副鼻腔炎」で合ってるのか…?という不安もありながら、とにかくできる限りの準備はして臨みました。
ちなみに1番の頼りである「耳栓」は、離陸前からしっかり装着していたのですが、長くて耳の奥深くまで届くし、その分きっちり塞がれるせいで「周りの音が一切何も聞こえない」んです…!
機内で買い物をする時に困って、仕方なく耳栓を外してしまいました…。降下を開始するまでにちゃんと装着し直したにも関わらず、やっぱり「降下します」のアナウンスとともに右の目の奥と眉毛に若干の違和感が!
痛みは行きほどひどくはなかったものの、耳抜きを何度も繰り返しながら眉毛を押さえてなんとか耐えました。
耳栓しても痛いなんてかなり重症かも?
病院での診察結果:航空性副鼻腔炎と診断
帰宅後も目の奥や眉毛のあたりに違和感が続いたため、すぐに耳鼻科を受診しました。
診察の結果、「航空性副鼻腔炎」で間違いないけど「航空性中耳炎」も関連しているかも、との診断を受けました。
普通は「鼻が詰まっている」とか「アレルギーがある」とか「耳抜きができない」とか、そういう場合に起こりやすいそうで、私は全くそんな状態じゃなかったのに起こったため、複合的な原因が合わさっているかもね…?といった感じ。
診察の内容をまとめると…
- 鼓膜の状態を確認:軽い炎症が見られる程度で大事には至っていない。
- 鼻のレントゲン撮影:若干の鼻炎アレルギーがあり、鼻中隔(鼻の仕切り部分)が右に少し曲がっていることが判明。これが原因で右側が詰まりやすくなっていた。
- アレルギーの程度:普段はそこまで影響はないが、飛行機の気圧変化がトリガーとなって症状が出た可能性が高い。
医師からのアドバイスをまとめると…
- 鼻が詰まりやすい体質の人は、飛行機に乗る前数日間だけ鼻炎薬や漢方を使うのが効果的。
- 鼻の通りを良くしておくことが最優先。
- 次回のフライト前には、飲み物や耳栓など十分な準備をすること。
- 症状が起こっても空気をうまく吐き出せればすぐに回復できる。落ち着いて対処すること。
準備しても体調次第では起こるから、その時はもう耐えるしかないって言われましたw
航空性中耳炎・副鼻腔炎を防ぐための対策
ちなみに医師に聞いた対策以外にも、同じように悩んでいる方は以下のような対策をしているみたいです。できそうなことが多いので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 飛行機用耳栓を使う
まずは第一の対策として、専用の耳栓を使うこと。耳栓をするだけでちゃんと気圧変化の影響を和らげることができます。耳栓はドラッグストアや空港でも購入可能できますが、あんまり売ってるところが多くないのでネットで買うのがおすすめ。
2. ガムや飴を食べる
咀嚼することで耳管が開き、気圧を調整しやすくなります。飛行機に乗るときは、ガムや飴を忘れずに!
3. 鼻づまりを解消しておく
事前に鼻をかみ、詰まりを解消しておきましょう。症状が重めな場合は事前に病院で点鼻薬を処方してもらい、搭乗前に使うのも効果的です。
4. 水分をたっぷり摂る
水分不足で粘膜が乾燥すると、気圧変化に敏感になります。機内でこまめに水を飲むことが大切。
5. 耳抜きをこまめに行う
耳の違和感を感じたら、早めに耳抜きをする習慣をつけましょう。私はずっと鼻つまんでました…。
6. ヘッドフォンで耳を守る
耳を覆うタイプのヘッドフォンは、外部の圧力を和らげるのに役立ちます。私は耳栓の上からさらにヘッドフォンをしてました。
7. 深呼吸してリラックス
緊張すると血流が悪くなり、症状が悪化することがあります。リラックスを心がけるのが良いです。
8. 耳や鼻を温める
耳や鼻周りを温めると、血行が良くなり症状が緩和される場合があるようです。
「目の奥が痛い」とCAさんに相談したところ、あったかいおしぼりをもらって「鼻や耳に当ててください」と言われ、実際にそれで治った!なんていう体験談もありました。
9. 食べ物をゆっくり噛む
機内で軽食を取る際は、咀嚼を意識的にゆっくり行うと良いです。
10. 体調を整える
睡眠不足や疲労が溜まっていると症状が出やすくなります。フライト前は十分に休息をとるのが大事です。
まとめ
飛行機で目の奥や眉毛のあたりが痛くなる「航空性副鼻腔炎」や、耳が詰まって痛くなる「航空性中耳炎」。
初めてなったらもう…本当にびっくりしますよね。私も「なんかやばい病気になったのかも」って本気で焦りました。でも、実際は気圧変化が原因で起こることが多く、全然珍しくないこと。ちょっとした対策で痛みを最小限にできるんです。
今回、私の体験談も交えながらお話ししてきましたが、やっぱり事前準備がいちばん大事だなと改めて感じました。耳栓やガム、飴、飲み物を準備しておくだけでもだいぶ違います。(メンタル面も違った、、)
特に、耳栓は必須アイテム。気圧調整を手助けしてくれるので、これがあるだけで安心感が段違いでした。
あとは、飛行機に乗る前に鼻の状態を整えておくのもポイント。鼻詰まりがあると圧力を調整しにくくなるので、必要なら点鼻薬や鼻炎の薬を使ってみるのもアリです。
私の場合、鼻中隔が少し曲がっているという体質的なものが関係していたようですが、普段からそこまで気になるレベルではないので、「飛行機に乗る前だけちょっと気をつければいいかな」くらいの気軽な感じで対策しています。
正直、フライト中に痛みを感じると、「このまま帰りの飛行機どうしよう…」って不安になりますよね。でも、行きで痛みを経験してから帰りにしっかり準備して臨んだ結果、かなりマシになったので、「準備してよかった!」と心底思いました。
もし、この記事を読んでいる方がこれから飛行機に乗る予定なら、ぜひ事前に耳栓を用意して、ガムや飴も忘れずに!あとは、耳抜きの練習をしておくのもいいかもです。やり方は簡単で、口を閉じて鼻をつまみながら息を「ふんっ!」と軽く押し出す感じ。慣れると簡単にできるので、これも試してみてくださいね。
最後に、何よりも大事なのは「焦らないこと」。飛行機の中で痛みを感じると「なんか大変なことが起きてる!?」とパニックになりがちですが、多くの場合は気圧が原因なので、しっかり耳抜きや深呼吸をしてリラックスしましょう。それでも症状がひどかったり、不安が残る場合は、着陸後に耳鼻科に行くのがベストです。
空の旅って特別な時間だから、できれば快適に楽しみたいですよね。今回ご紹介した対策や準備をしておけば、次のフライトはきっともっと快適になるはず!少しでも参考になればうれしいです。それでは、よいフライトを!
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