知れば知るほどフレックスはすごかった…
つい先日、約2年間服用していたヤーズから、最新のピルと呼ばれる「ヤーズフレックス」に切り替えました!
きっかけは、通っている産婦人科の先生の言葉。
生理なんて来なければ来ないほどいいのに、どうしてまだフレックスにしないの?
ヤーズに大満足していたので検討していなかっただけなんですが、この言葉で「た、たしかに生理は少ない方がいい…」と背中を押され、すぐ「ヤーズフレックス」の説明を受け、処方してもらいました。
実は処方されるまで「ヤーズフレックスを飲めば、120日生理を来ないようにできるんだよね」と信じて疑わなかったんです。
でも「飲めば120日来ないようにできる」って、厳密にいうと間違いだったんです…!ぎょほー!衝撃!
この記事では、ヤーズを2年服用した後にヤーズフレックスに切り替えて1週間経過した筆者が
- ヤーズフレックスとは?飲み方・副作用・デメリット・飲み忘れ対処法
- ヤーズとヤーズフレックスの3つの違い
をお届けします。
すべて私の通っている産婦人科医に質問して得た回答をもとにしています。ヤーズフレックス変えようかな~?とお悩み中の皆さん、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「低用量ピルとは何なのか」「どんな効果があるのか」「肌荒れや生理痛がつらい」「初めてのピルを悩んでいる」という方は、私のヤーズ体験をまとめたこちらの記事をどうぞ。
ひどすぎるあごニキビ・生理痛・PMSの大・大・大改善を経過写真付きでわかりやすく記載していますよ~!
「ヤーズフレックス」とは?
2017年に発売されたばかりの、新しい超低用量ピルです。
超低用量なので、副作用も少なくて体への負担も最小限だよ
2010年に発売された「ヤーズ」の進化系で、成分は「ヤーズ」と全く同じ。主な効果は子宮内膜症治療・月経困難症の改善で、実は避妊目的では使用できないんですよね。
「ヤーズフレックス」の最大の特徴は、なんといっても「最長で120日間生理を来ないようにできる」ことです。
これまでの低用量ピルといえば28日周期が定番で、1ヵ月に1度は「休薬」して生理を来させていましたが、「ヤーズフレックス」は国内で初めて月をまたぐ「連続服用」を公式で認めたピルなんです。
公式サイトにも記載されています↓
ヤーズフレックス配合錠は、卵胞ホルモン(エストロゲン:E)と黄体ホルモン(プロゲスチン:P)の2つの有効成分が配合されたEP配合剤※1)のうち国内で初めて連続服用ができるようになったLEP製剤※2)です。副作用を軽減するために卵胞ホルモンの含有量は20μgまで抑えられており「超低用量LEP製剤」とも呼ばれています。
https://whc.bayer.jp/ja/yazflex/about/
120日も生理を来させないようにできれば、もちろん出血の回数も減らせますし、生理痛の痛みも減ります。人によっては出血の量も、生理の日数も大きく減る場合があります。
でも…冒頭で書いたように「120日間生理を来ないようにできる」というのは、厳密にいうと間違いでした。
正しくは「人によっては、120日間生理を来ないようにできる」
120日間、まったく出血がなく服用を続けられる人もいれば、体が覚えているせいで、ピルを服用しているにも関わらず1ヵ月周期で出血してしまう人、はたまた60日周期で出血してしまう人…さまざまなんですって。
つまり最大のデメリットは「いつ出血するか、わからない」ということです。
なかなかネックですよね…
とはいえ、出血してしまったら休薬して生理を来させればいいのです。
どのように休薬するのか、「ヤーズフレックス」の飲み方をご説明しますね。
「ヤーズフレックス」の飲み方
低用量ピルを初めて飲む方は、「生理が始まった日」から飲み始めます。
ほかのピルから切り替える方は、服用していたシートを終えた次の日から飲み始めて大丈夫です~!
ほかのピルと同様、1日1錠、決まった時間に水で飲みます。
「ヤーズフレックス」の飲み方の最大の特徴は、休薬のタイミングを自分で見つけること。
具体的にいうと…
1日目~24日目までは、出血があってもなくても連続して服用。25日目~120日目の間に出血が3日間続いたときが「生理を来させるタイミング」なんです。3日間の出血後、4日間まったく薬を飲まない「休薬期間」をもうけます。
休薬期間を終えれば、次の日からまた「1日目」として再開します。
休薬期間の注意点は
- 4日間を超えないこと
- 休薬後は、出血している・していないに関わらず服用を再開すること
- 1日目~24日目は出血があっても服用を続けて、休薬しないこと
です。
わかりやすい図があるので、掲載しておきますね。
突然出血する可能性あるし、休薬のタイミングも自分の体次第ってちょっと不安…
という方もいらっしゃいますよね。
たしかに低用量ピルの良さは「生理のタイミングを調整できること」なんですから、体の都合に振り回されるとちょっと本末転倒…。
どうしてもわずらわしい場合は、まず120日を目指して服用をしてみて、どのタイミングで出血があったかによって「自分の周期」を決めてしまうのがおすすめだそう。
それが28日の方もいれば、40日、60日、80日の方もいるとか。「先に決めちゃって、その周期で自ら休薬する」とルールを決めちゃえば楽ですよね。120日、目指したいですけどね…。120日にできたら、年に3~4回しか生理来ないってことですよね。強すぎませんか…。
どうでしょう…「ヤーズフレックス」の特徴がなんとなく掴めてきましたか?
「ヤーズフレックス」の副作用は?
先に述べた通り、ヤーズフレックスの成分はヤーズと全く同じなんです。つまり副作用も同じで、気を付けることは
- 不正出血
- 吐き気
- 血栓症の前兆(ふくらはぎの痛み、激しい頭痛、舌のもつれなど)
など。
連続服用ゆえの、特別な副作用はないそうです。
「ヤーズからヤーズフレックスに変えたら調子悪いな」といったツイートもたまに見かけますが、成分ではなくほかの原因かも…。思い当たる方は診察がおすすめ。
ちなみに不正出血は、初めて飲み始める方にかなり多くみられる副作用です。
私もこの記事に書いてますが、ヤーズを飲み始めた頃は数ヵ月にも及ぶ不正出血がありました…。産婦人科の先生に相談しても「体が慣れるまではあるよ」としか言われなかったので、そのままにしていたらある日ピタッと終わりました。
「ヤーズフレックス」のデメリットは?
ここまでご覧いただいたら、何個かデメリット感じてますよね…
私が実際に、ヤーズから切り替えて感じたデメリットは2つ。
- 120日がメリットなのに、28周期で生理来ちゃったらあんまり意味ないやん!
- 3日間の出血と、不正出血を見分けられるか不安だわ!
これらのデメリットをお医者さんに聞いてみると…
120日にしたいのに、28日目で生理きたら落ち込むんやけど
120日を目指していたのに28日目で生理が来てしまったとしても、服用日数が増えていくうちに体は順応していきます。次第に服用できる日数が増えていって、最終的には最長の120日、生理を来ないようにできたという患者さんもいますよ
3日間の出血って、どのくらいの量ならいいんや
生理かな?と思うレベルの大きな出血、と考えてください。かすかに血が付いているようであれば、副作用の不正出血かと思われます。あまり続くようであれば一度診察を受けた方がいいですが、低用量ピルを服用される場合、特に初めて服用するときは不正出血はかなり起こりやすい副作用です。かすかな出血は、3日間の出血とは分けて考えてください
とのことでした。
ちなみに「3日間」の出血は厳守です。2日間で止まった場合は休薬期間に入らず、服用を続けます。
「ヤーズフレックス」飲み忘れたらどうする?
飲み忘れたときの対処法も、ヤーズと同じです。
飲み忘れに気づいた時点でまず1錠を服用し、当日の1錠もいつも通りの時間に服用。2日以上服用し忘れた場合は、気づいた時点で前日分の1錠を服用し、当日の1錠もいつもの時間に服用。その後はスケジュール通りに服用を続けます。
飲み忘れた日が多くなると、不正出血が起こる可能性が高くなります。
私の通っている病院では「4日以上飲み忘れが続いたら病院に来てください」とのことでした。
ヤーズ・ヤーズフレックスの最大の副作用は、血栓症になる恐れがある、ということですが、休薬期間でもないのに服用をやめたり、また始めたり、繰り返していると血栓症のリスクも上がるそうです。
アプリなど活用して、飲み忘れがないように気を付けましょうね~!
「ヤーズ」と「ヤーズフレックス」の3つの違い
生理を来させない期間を長くできる、という特徴はわかったけど、そもそも成分も同じ、副作用も同じなら「ヤーズ」と「ヤーズフレックス」、そこまで大きな違いはないんじゃない?
私も服用する前までは感じていました…。「これで28日周期で生理来ちゃったら、ヤーズに戻してもいいな」って。
でも今はもうたった1週間試しただけで「フレックスの方がいいじゃん…」と完全に気持ちが切り替わっています。
なぜそう感じるようになったのか?両者の大きな違いを3つ、ご紹介しますね。
ピル最短翌日お届け【マイピル】ヤーズには薬を飲まない日がないが、フレックスには4日間もある
ヤーズ体験記をご覧いただいた方、またはヤーズ服用経験のある方はご存じかと思いますが、ヤーズは1シート28錠あるうちの、4錠は偽薬なんですよね。何も入っていないんです。
なぜ偽薬があるかというと「薬を飲む習慣を崩さないため」であって、この偽薬服用中がすなわち「休薬期間」であり、生理を来させる期間なんですよ。
でもヤーズフレックスには、偽薬が入っていません。28錠すべて実薬で、4日間の休薬期間はその名の通り「薬を飲まない」期間です。
これ、なんか妙にうれしい…
2年間、いつでも「決まった時間に薬を飲む」のが習慣だったので「めんどくさいな」とは感じてませんでしたが「フレックスにすれば、数ヵ月に1度訪れる4日間は、なにも飲まなくていいんだ…!時間気にせず飲んだり食べたりできるんだ…!」と考えるだけで、なんだか妙な解放感がありました…!(とはいえ、生理なんですけどね)
薬飲まない、ってだけで生理期間もちょっとご褒美みたいに思えます。
はい…ここまで読んで違和感覚えた方いらっしゃいますか?
そうなんです。「ヤーズだって、めんどかったら白い薬は飲まなきゃいいだけやん。捨てればいいやん、同じことなんだから」って思う方もいらっしゃいますよね。
それを踏まえても、フレックスの方がいいんです。次に続きます。
ヤーズよりフレックスの方が高いけど、1錠当たりの値段はフレックスの方が安い
先に述べた通り、ヤーズは28錠中4錠は偽薬、中身のない錠剤です。つまり実薬は24錠しか入っていません。一方ヤーズフレックスは28錠すべてが実薬。
この作りのおかげで、ヤーズフレックスの方が高いのに、1錠当たりの金額を算出するとヤーズフレックスの方がヤーズよりもビッミョーに安い、という現象が各地で起きているそうです。
ただ!
私の場合はヤーズも、ヤーズフレックスも保険適用で処方されていますが、ヤーズは1シート、2,016円。ヤーズフレックスは1シート、2,352円(336円の差)。
1錠当たりの金額を計算してみると、どっちも同じ84円でした。私の場合はフレックスの方が安い、という現象になっていなかった…。チーン!
病院や保険の有無で金額は異なりますが、ざっと調べた感じヤーズフレックスの方が安い、または同額になるケースが多そうでしたよ。
新しいピルだからか、ヤーズフレックスの方がサポートがある!
ヤーズは偽薬がある分、何も考えなくても、何も記録しなくても、ただ飲んでれば「あ、もうすぐ偽薬だ、生理だな、ナプキン買っておこう」とかできたわけですよ。
でもヤーズフレックスは偽薬もなく、ただひたすら出血を待って飲み続けるだけですから「あれ、今何日目だ?まさか120日過ぎてないよね!?」とかもなりかねない。
3日間の出血のあと「よっしゃ4日間薬飲まなくていいんだわぁーい」となっても「あれ、薬飲まないの今日何日目だ…?」ともなりかねない。
自己管理が難しい分、ヤーズフレックスには手厚いサポートが2つあるんですよ。
- ヤーズフレックス専用アプリ
「つづけるミカタ~リマインダーのススメ~」 - ヤーズフレックスLINEサポート
アプリの方では、
- 服用時間通知
- 服用の記録(シート画面/カレンダー画面)
- 体調の記録
などが管理できます。
服用時間や休薬開始日を登録すれば、服用の合図にアラームで通知がくるんですよ。便利!
特にカレンダー画面で服用や休薬を管理できるのはとてもありがたい。数ヵ月服用した後で見返せば、自分にベストな生理間隔も見極められますよね。
LINEサポートの方はもっと使いやすい…!
毎日服用時間にLINEをくれるのはもちろん、メニューボタンから「お問い合わせ」をクリックすれば、24時間365日対応の「ヤーズフレックス」専用ダイヤルへ電話をかけることもできちゃいます。
出血が止まらない、とか、服用を忘れちゃって不正出血がある、とか…どうしても不安なとき、頼れる場所があるのはとても心強いですよね~。とりあえずLINEを開けば、情報サイトにも飛べるし、電話もできる。
「ヤーズフレックスって自分で管理しなきゃならないから大変そう」と思っていたのは最初だけで、ここまでサポートがあったら逆にもうほかのピルに戻れませんよ…!
LINEサポートの詳細はこちらのPDFからも確認できます。
産婦人科に行きにくい、自宅で済ませたいなら「マイピル」で
ピルのオンライン診療【マイピル】ヤーズ体験記でも掲載していますが、産婦人科に行きたくない、対面での診察が嫌、コロナ対策で外出できない、といった場合には、自宅にいながら診察とピルの処方をしてもらえるアプリがめちゃくちゃ便利です。
業界最安値価格で診察+処方薬を提供中の【マイピル】。
【マイピル】は、自宅にいながらスマホで診察予約ができて、直接産婦人科医に電話で診察→ピルを即日発送してもらえるアプリ。予約は1分で、診察は5分程度なのでとっても気軽にできちゃうすごいアプリなんです。
詳しい使い方はこの動画でCHECK!▽
産婦人科医による丁寧な電話診察が評判で、お悩み相談だけでも診察を受けられます。処方してもらえるピルは何種類かありますが、お医者さんが症状に合ったピルを提案してくれるので安心。
顔を見ずに電話相談ができるから、なかなか聞けないデリケートなことも気軽に相談できるのが魅力ですよね〜。
【2シート以上購入すると1枚半額】【学生なら送料無料】などいろんなキャンペーンも実施中。
送料がかかっちゃいますが、これだけ便利なら安いもんだと思います。産婦人科って行くだけでなんだか億劫ですし…「マイピル」なら家にいるだけで診察から処方まで完結できますからね。しかも即日発送!
家に届くと家族に見られるのが嫌!という場合も問題なし。発送物の中身が分からないように、品名は「サプリメント」と書かれているから安心です。
私のかかっている産婦人科では、1度の診察で3つまで買えるので、最近は3か月に1度しか行きません。ただ、最初の半年は毎月必ず診察してもらっていました。
低用量ピルには副作用があるからです…!これが1番のネックですよね。
でも「マイピル」ならなんと、ピル内服後の定期検診を、検査キットを使って自宅で簡単にできちゃうんです。もう…使わない手はないですよね。
「ピルに興味がある」「話だけ聞きたい」という方でも産婦人科による診察を受けられるので、自分に合うピルを教えてもらうのもおすすめですよ。
【まとめ】「ヤーズ」よりも「ヤーズフレックス」の方が便利で快適…!
この記事では、【低用量ピル】ヤーズからヤーズフレックスに切り替えたら快適すぎた体験談【違い・副作用・デメリットも】をお届けしました。
最近は「ヤーズは扱っていないけど、フレックスならある」という病院が増えてきたような気がします。おそらくこれからはフレックスが主流になっていくんでしょうね。
自分の体に合って、生理周期を伸ばすことができたら快適すぎますよね…!年に3回しか生理がないなんて、理想的だ…。
私はまだ服用を始めて1週間なので、次回休薬のタイミングでそのときの最新情報・体験談を追記しようと思います。
ぜひまたご覧いただけると嬉しいです!
コメント