思っていた10倍はハードル低かった!
先日、人生初の「乳がん検診」に行ってきました。
受けた感想を一言でいうなら「こんな簡単ならもっと早く来ればよかった…」。
正直行くまでは「どうせ行っても異常なしだろう」「自費だから高くてもったいない」「痛そうだし恥ずかしい」なんて思いでいっぱいだったんですが、いざ病院へ行くと待合室で震えちゃったんですよ。怖くて。
「なんでこんなに怖いのに、今まで受けなかったんだろう?」と、自分の体に無関心だった自分自身をちょっと恨みました。
この記事では、はじめて受けた「乳がん検診」の
- 検査のやり方
- 痛みの有無
- 所要時間
- 費用
などの実体験をすべてお届けします。
今まで乳がん検診を受けたことがなく、勇気がない・不安がある・受けようか悩んでいる…という方に、興味を持っていただくきっかけになればうれしいです。
はじめての【乳がん検診】の全貌…!
ではさっそく、私が受けてきた「乳がん検診」についてすべてお話します…!
「乳がん検診」のやり方は?
乳がん検診の種類は、
- 視触診(見て触れて診察)
- マンモグラフィ検診(乳房専用のX線撮影写真をもとに診察)
- 超音波(エコー)検診(超音波機器を胸に当てながら診察)
主にこの3つ。
それぞれの特徴は…
しこりがあるかどうかを確認します。職域検診など多くの検診で実施されていますが、早期発見するのは難しく、ある程度の大きさがないと判別することができません。
https://www.devicormedicaljapan.jp/mmt/exam/
広範囲に読影可能で、微細な石灰化の段階の腫瘍を発見することができます。若い女性には向きません。(若い患者は乳腺が多く、乳腺とがんの区別がしにくい。)
痛みがあること、被曝(実際は被曝量は少ない)の問題もあります。
https://www.devicormedicaljapan.jp/mmt/exam/
手で触れただけでは判別しづらいしこりを発見することができます。痛みがありませんが、診断医師の技術が必要で、微細石灰化は発見しにくいのが欠点です。比較的若い女性向きの検診です。
https://www.devicormedicaljapan.jp/mmt/exam/
乳がん検診でメジャーなのは「マンモグラフィ検診」ですが、上の通り若い女性には向いていません。
20代が受けるのであれば、超音波検診(エコー)とそれに伴う視触診が一般的。
私も超音波検診と視触診を受けました!
超音波は、人が聞こえないレベルの高い周波数の音波のこと。超音波検診とは「高い音波を胸に当てることで、跳ね返ってきた反射を画像に写し出す」という方法なんです。
やり方はとても単純!
脱毛サロンのように胸にジェルを塗ったあと超音波を出す機器を胸に当てながら、内部の様子を見ていくだけ。気になる箇所があれば都度触診していくのですが、リアルタイムで自分も内部を確認できるのがすごくよかったです。
「ここは少し白いですけど、なんですか?」とお医者さんに質問しながら一緒に見ていくような感じ。思ったよりずっと簡単で、親切な検診でした…!
「乳がん検診」の痛みは?
3種類の乳がん検診のなかでも、痛みを伴うのは「マンモグラフィ検診」だけ。
撮影時に胸をつぶすため痛いのですが、人によって痛みの度合いが異なるので、経験のない私は何とも言えません…。
一方で「超音波検診」は胸に機器を当てていくだけなので、痛みはまったくありません。
ただ、しこりなど怪しいものが見つかれば、医師が手でつぶすなどの触診をするので、触診が痛い可能性はあります…!
実際私も良性のしこりが見つかり、何度もつぶされたので痛みはありました。いずれにしても、我慢できないほどではないので大丈夫!
「乳がん検診」の所要時間は?
「超音波検診」の所要時間は20分程度でした。
私の場合はしこりがあったので触診の時間も含めて20分程度でしたが、しこりが全くなく触診が一切なかった場合はもっと早く終わると思います。
受付・待ち時間・前後の支度などすべて含めると、病院についてから出るまでで計50分でした。
また「マンモグラフィ検診」の一般的な撮影時間は10分程度だそうです。その後の診察にかかる時間はもちろん症状によりますが、思っていたよりずっと早くないです…?
「乳がん検診」の費用は?
「超音波検診」は私の行った病院では、保険適用外の自費で約4,200円。
ただ私の場合は「しこりが気になる」という問題があったので、保険適用になり1,900円で診察を受けることができました。
ちなみに最寄りのがん検診センターの「超音波検診」は、20代の場合6,000円でした。ちょっと高いですね…。
もししこりや痛みなど自分で気になる点があれば保険適用で検診を受けることができますし、まったく自覚症状がなくても4,000円ほどで受けられるの、思ったより安いと思いませんか?
私は1万円くらいはするんじゃないかなって勘違いしてました…。
「うちの近くの病院はいくらだろう…」と費用が不安な場合は、あらかじめ病院へ問い合わせてみてくださいね。
また「マンモグラフィ検診」の場合は、保険適用外の自費で5,000円前後が平均と言われています。
40歳以上の方であれば自治体から補助が出て安く受けられますが、2年に1回の受診であることが多いので「毎年検査したい」という場合は自費で受けるしかありません。
【まとめ】乳がん検診のハードルは想像しているよりもずっと低い!
この記事では、20代!はじめての【乳がん検診】実体験レポ【費用は?超音波?エコー?痛い?保険適用?】をお届けしました。
実際に受けてみると「自分が健康であることを知ること自体が、健康につながるなぁ」って改めて思いました。
「きっと大丈夫だろう」という無関心の奥には、実は不安が隠れているんですよね。その不安が消えるだけで、気持ちもずっと明るくなります。
「20代は受ける必要がない」なんて言われますが、まれに20代でも乳がんを発症することもありますから、個人的には一度受けてみることをおすすめします!
ちなみに私が受診した病院の医師は、
20代で乳がんになるのはかなり珍しいことだからこそ、映画の題材になったりするんだよね。受けるのは怖いと思うけど「めったにないことだし」と思って、気負わずに来てほしいね
と話してくれました。
想像しているよりずっと簡単に安く受けられるので、気になる方はぜひ受けてみてくださいね。
少しでも参考になれば嬉しいです。
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