若い女性にすごく増えてるのよ
低血糖症って聞いたことありますか?
血糖値が下がり過ぎることによって、イライラしたり、めまいがしたり、不安感がつのる症状のことです
軽度の場合は、
なんかモヤモヤするし、手足が冷たいな…
と思うくらいで、無自覚な場合がほとんど。
もし今、原因不明のイライラやめまいに悩まされていたら、この記事が解決の糸口になるかもしれません。
私は8年以上、低血糖症と付き合っています。
今回は私の体験をもとに、突然現れる症状に速攻対処できる方法をご紹介します。
低血糖症になる原因・症状・治療法もお届けしますので、ぜひ最後までお付き合いください。
低血糖症の症状は?
低血糖症は、血糖値の自己調節がうまくいかず、血糖値が下がりすぎたときに起こります。
通常、血糖値は食後になだらかに上がって、食後1時間でピークに。その後4~5時間かけて、元の数値にゆっくり戻る。
低血糖症の場合は、食後に血糖値が急激に上がったかと思えば、その後急激に下がるんです。
ジェットコースターみたいな感じ
急激に下がったときに、症状が出ます。
軽度 | 冷や汗をかく・イライラする 顔色が青白くなる・不安感 眠気・めまい・集中力の低下 |
中度 | 神経質になる・手足の震え 息切れと動悸・強い空腹感 疲労感・筋力の低下・脱力 |
重度 | 錯乱・不明瞭な話し方 失神・けいれん発作・昏睡 |
私は毎回、中度症状ですね。対処しないと危ないレベルです。
思い当たる症状、ありましたか?
低血糖症の原因は?
主な原因は、
- 遺伝
- ストレス
- 偏った食生活(炭水化物・甘いもの)
- 不規則な生活
- カフェイン過剰摂取(コーヒー・アルコール)
- 運動不足
といわれています。
はい、思い当たります
もっとも多い原因は、偏った食生活です。
どうして若い女性に多いの?
忙しいし、ランチはパンとコーヒーでいいや
まさにこういった食生活が、若い女性に多いからです。
炭水化物、果物、甘いもの、コーヒー…。
こんな食事内容では、食べたらすぐに血糖値が上がっちゃうんです。急激に上がるということは、下がる幅も大きい。
つまり、下がり過ぎてしまう危険性があるということです。
どんな時に起こりやすい?
「血糖値が急激に上がり、その後急激に下がる」といっても、下がるのは食後すぐの話ではありません。
低血糖症が起こりやすいのは、
- 空腹時
- 深夜
- ストレスを感じたとき
- 運動の後
といわれています。
私は、ランチを軽く済ませた日の夕方に発症することが多いです。発症は、本当に突然です。
あーぼーっとするなぁ
から始まって、すぐに手足が冷たくなり、血の気が引くんです。頭がサーッとして、そのうち体の震えが止まらなります。
1番強い症状は、空腹感。「この世のものすべて食べられる」勢いで、急激にお腹がすくんです。
次第に体が脱力して、立てなくなり、なにも考えられなくなる。こんな流れです。
周りに助けてくれる人がいればいいのですが、
- 一人暮らしの部屋
- 運転中
- トイレ
で起こると、本当に危険です。
私は一人暮らしの部屋で発症したとき、「とにかくなんか食べないと死ぬ…」という一心でドレッシングを1本飲み干したことがあります。
気持ち悪いな
そのあと、食パン8枚を何もつけずに口に放り込んで、なんとか落ち着きました。
普段は大食いでも過食でもありません。体重は42キロで平均値です。でも低血糖になると、過食衝動に襲われる。恐ろしいですよね。
糖尿病とは関係あるの?
「低血糖症」と調べると、かならず「糖尿病」というワードが出てくるせいか、
低血糖って、糖尿病の人がなるやつでしょ?
と考えている人がすごく多い。
糖尿病じゃなくても、十分起こり得ます。
そもそも糖尿病とは、低血糖症とは逆に、血糖値が上がりすぎる病気のことです。逆なんです。
じゃあどうして、低血糖症が糖尿病と結びついているのか?というと
糖尿病の人は、血糖値を下げるためにする注射のせいで、必要以上に血糖値が下がり過ぎた時に、低血糖症が起こります。
つまり、上がるのを抑えるために薬を使ったら、逆に下がり過ぎてしまった、ということです。
血糖値を自己調整できない、という点では同じですが、上がるか下がるかの点では真逆の病気です。
私が見つけた3つの対処法
8年間におよぶ、お医者さんからのアドバイスと試行錯誤の結果、たどり着いた3つのベスト対処法をお伝えします。
症状が起きたときは、落ち着いて対処をしてください。当然、ドレッシングは対処法じゃありません。真似しないでくださいね。しないか。
オレンジジュースを飲む
お医者さんも推奨する対処法。果物のジュースは、血糖値を上げるのに最適なんです。
1~2杯飲むと震えが落ち着くので、過食も防止できます。糖を含むジュースなら何でも構いませんが、私はこれが1番のお気に入り。
普段からお腹が空いたら飲むようにしています。
あめを舐める
仕事中、運転中などに突然症状が出たら、まずあめを舐めて対処していました。
なめ終わるまでに時間がかかるぶん、ジュースよりは治りが遅いんですが、ポケットに常備できるのがいいところ。
抵抗がなければ、角砂糖とかでもいいと思います。
このあめが可愛かったので拝借しました。プレゼントに最適ですね。
おにぎりを食べる
炭水化物は症状を速攻抑え込んでくれます。
お米はパンやパスタよりは、ゆっくりと血糖値を上げてくれるので対処には持ってこいです。
欲を言えば、腹持ちのいい玄米のおにぎりだともっといいです。少ない量でも満足できます。この「20個お試しセット」を常備していれば安心。
以上が、3つの対処法です。あめとジュースは外出の際も常備すると、精神面が安定します。
低血糖症の治療法は?
長期戦ですが、治すためにできることは
- 炭水化物中心の食生活の見直し
- カフェインの摂取量を減らす
- 食事回数を増やして、量を減らす
- ストレス発散
- 十分な睡眠
- 適度な運動
炭水化物だけの食事を減らし、ビタミン・ミネラル・たんぱく質(野菜・肉・魚など)をバランスよく摂取することが大切です。
また、1度の食事でお腹いっぱいまで食べずに、食事の回数を5~6回に増やす方法も有効。
常にある程度満たされている状態にするのがおすすめです。
おわりに
この記事では、冷や汗・めまい・不安感…それって「低血糖症」かも?実体験した私が選ぶ、3つの対処法【結論:甘いものを常備】についてご紹介しました。
私も低血糖症かも?
と思った方、次に症状が出た際に、あめやオレンジジュースで気持ちや体が落ち着くか試してみてください。
また、低血糖症を病院で診療してもらうためには、症状が出ているときに行かなければ意味がないんです。
心配な方は、一度お医者さんに診てもらうことをおすすめします。
私も引き続き、治療をがんばります~
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